青い薔薇

星を眺めるように、冷たい月を眺めてください。僕は隣りでただ、君の冷淡さだけを信じていたい。僕たちは決して砂漠の真ん中で美しく消えたりはできないこと、死んでも星にはなれないことを、痛いほどよくわかっている。私は確信している、君もそれがわかっているのだと。本にも音楽にもならないような無題の夜を目撃したい。糸が切れたようにこの街に放り出されて漂流するときだけ、僕は僕でいられるのです。