Entries from 2019-06-11 to 1 day

束の間の夢

紅い提灯が列をなす。 通りには人、人、人。すれ違う人の肌が生暖かく湿っていて不快。いつもはさびれた商店街、色と人に溢れるのは、夏のこの夜だけ。 スピーカーから割れた炭坑節が流れる。提灯の紅色に、白い照明の光、ヨーヨーのピンクに、緑に、青色に…