Entries from 2022-02-01 to 1 month
世界が雪に沈められていくのを僕はただ見ていた。白くなった街で、人々はうまく時間の中を進むことができなくなる。最近は君のことをよく思い出します。何かを失うことなど少しも想像しなかった頃の君と僕の上に降り積もる雪です。いくつもの公園のベンチに…
世界が止まっても生きてる僕 許し合い舐め合うことの虚しさを感じずに済む逢わなくていい ざあざあとからだを包む雨音も遠のきて夜、まぶたがおりる 赤い靴宵闇の底に沈みけり光なしにはみな同じ黒 天国も地獄も見たいこの街で マスクを下げれば夜薫る “でも…