Entries from 2020-04-03 to 1 day

花の色は

どこまでも続く桜並木を、風の強い日に歩く。 白い花びらが舞う中を歩く、瞼のすぐそばを、指先を、掠めていく花びら。 風のカーテンが膨れて、大量の白い細かい花弁が流れてゆく。 いつか、高校の授業中、廊下側の冷えた席から、ふと窓の外に目を向けたなら…