Entries from 2019-10-04 to 1 day

私の夜

私の知らない夜を想う。 騒々しいネオンサインで溢れかえる新宿駅東口。皆が皆知らないふりしてすれ違うスクランブル交差点。朱色の光に包まれて立つ東京タワー。恋人たちが囁き合うスカイツリーのてっぺん。道端のホームレスのうたた寝の中の夢。誰も居ない…

思い切り幸福な記事を書きたくて。

確かに手触りがあるということ。 何気なく見上げた空にうっすらと綿菓子を引き伸ばしたような秋の雲がかかっていること。 冷たい水を飲み干すとき、身体の隅々が澄み渡っていくような気がする。 教室の窓の外に、秋の陽光に触れてやわらかく煌めく緑が生い茂…